ソフトバンク・山川穂高「来てよかった」　移籍1年目でキング独走　MVP有力候補

　この感動は、苦難を乗り越えた「山川穂高」にしか分からない。野球ができない地獄から、新天地で夢にまで見た優勝－。

「普通にうれしいです。でも、調子が悪い月のほうが多かったので、みんなにカバーしてもらった優勝です」

　波瀾（はらん）万丈の2年間だった。女性問題により、西武球団から公式戦出場停止処分を受けた。昨シーズンは17試合でノーアーチ。引退も考えたが、FA権を行使しソフトバンクを復活の地に選んだ。

　新天地はチームメートもファンも温かかった。キャンプの練習試合で〝移籍1号〟を放ったとき。「〝どすこい〟は当分、封印しようと思ってたんです」。ところが柳田におねだりされ、両手を突き上げたら、まさかのスタンドが〝みんな一緒にどすこ～い〟。

「生まれた沖縄に近い九州のチームに来てよかった」

　心から感謝した瞬間だった。

　バットでしか恩返しはできない。4月13日の西武戦では史上3人目の2打席連続満塁打で度肝を抜いた。舞台は昨年までの本拠地。大ブーイングの中だった。西武ファンの気持ちを察して、ヒーローインタビューは辞退した。心優しき、気配りの男は、いつも控えめ、正直に答えてきた。



（サンスポ）
https://news.yahoo.co.jp/articles/aee515f1010c6356877f86ba7c07f2f232c31a21

楽天・今江監督　あと1戦…異例のお願い　V意識「うちのチームは逆にプレッシャー。あおらないように…」

　楽天は広島に3－4で敗れて2連敗。初の交流戦優勝までマジック2とする中、今季最多2万6153人が詰めかけた本拠地で、手痛い連敗を喫し、優勝の行方はあす16日の最終戦に持ち越しとなった。

　――明日は総力戦？

　「もちろんです」　

　――小郷が優勝と口にしていたが。

　「意識して勝てるんだったらいいんですけど、あまり僕は意識してほしくないなって思います。結局こういう結果になってるので。うちのチームはそんなの意識したところで逆にプレッシャーになって力を出せない。現実そうなってるので自分もそんなもんだと分かってるし、皆さんもあおらないようにお願いします」



（スポニチ）
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/06/15/kiji/20240615s00001173241000c.html